外車の買取相場を調べる方法〜ネットの情報はどこまでホント？

外車は国産車に比べて、相場の幅が広いです。
「この車種なら◯◯万円くらい」とは素直に言いにくい部分があります。
そんな相場も事前にネット上で調べる事が出来ます。

外車の買取相場をネットで調べる方法

カービューで、外車の買取相場を調べる事が出来ます。
→カービューの買取相場

カービューは、実際に一括査定を利用した人の情報を公開していますので、リアルな買取価格を知る事が出来ます。
ただ、中古車の査定になりますので、この相場があてにならない事も多々あります。

それはなぜか？

中古車は同じ車種でも、コンディションが違うからです。
中古車の場合、同じくらいの年式や走行距離でも、今まで乗ってきた人のメンテナンスによって、車の状態が全く違います。
メンテナンスや消耗品の交換をマメにやっていた人の車は、何年経ってもきちんと走りますが、オイル交換もめったにしない人の車は調子がよくないものです。

特に外車の場合、国産車よりも「メンテナンスをして当たり前」という前提で作られていますので、何もせずに乗ってきた人の車は、エンジンが元気なく、段差もショックが大きいなど、乗り心地が悪い事もあります。
もちろん、査定額にも大きな影響がありますので、事前情報と実際の査定では金額が全然違う事もあります。

輸入車の場合は特に、概算価格とリアル価格の差は出やすいです。
オンラインの情報は参考程度に利用した方がいいと思います。

外車の買取相場を正確に調べるためには？

中古車を取り扱っている店舗や買取業者に直接査定してもらいます。

中古車の場合、コンディションが車によって全く違いますので、実際に見なければわからない箇所が多いです。
主にエンジンルーム、トランク、社内、下回りを見ると思わぬ事を発見する事もありますので、査定士は必ずチェックします。
ネット上のデータではわからない部分が、査定に大きな影響を与えます。

また、外車の場合は、国産車ほど市場は大きくありません。
国産車の場合は、どの業者でも取り扱いがあるため、買取に力を入れる業者も多いです。
査定額を比較しても、大きな差がつく事は少ないかもしれませんので、少数の業者から査定を受けても相場がわかります。

でも輸入車の場合は、国産に比べて市場規模が小さく、国別に分かれるともっと小さくなります。
それに、外車を売るのが得意な業者は、国産に比べてだいぶ少ないです。
得意な業者に当たると査定は期待出来ますが、不得意な業者だとあまり期待出来ません。
色々な業者から査定をたくさん受けないと、本当の相場価格がわかりにくいです。

多くの業者に査定してもらわないと相場はわからない

例えば、1社に査定してもらったとしましょう。
この段階では、業者の査定額が高いのか安いのかわかりませんよね？
2社目に査定してもらった時、初めて最初の業者と比較する事が出来ます。

でも、その2社とも査定が安かったとしたらどうでしょう？
高い方に売却したとしても、実際は安売りしていたかもしれません。
2社程度では相場が安いのか高いのか判断出来ないわけです。

外車の査定は業者によってこれだけ違った

ヴォクシーの場合は、査定額が低かった業者と高かった業者の差が35万円でした。
Eクラスの場合は、180万円も差が出てしまいました。

国産車で、さらには人気車種のヴォクシーは、多くの家庭でニーズがあります。
ほとんどの中古車買取業者にとって、簡単に安定した価格で売る事が可能な車種です。
相場が安定しているので、業者による買取価格の差は小さくなります。

でも、高級外車のEクラスは、新車よりだいぶ安かったとしても、それでも高い車です。
購入者の層はヴォクシーよりもだいぶ狭くなります。
高級輸入車専門店など、Eクラスをほしがる顧客を持っている業者と、そういう顧客を持っていない業者では、販売価格が全然違ってきます。
そのため、中古車店によって買取価格に大きな差が出てしまうわけです。

私は毎回そうしていますが、5社〜10社くらいの査定を受けると、安いのか高いのかわかるようになります。
（たくさんこなしているとわかりますが、多くの業者は買取価格が安く、1社か2社が特別高い事が多いです。）
多くの業者と比較すると、愛車を安売りする心配なく、安定して高く売る事が出来るようになります。

一括見積もりを使って多くの業者に簡単アプローチ

手間と労力を減らすために一括査定を利用します。

一括査定はインターネット上から申し込みが出来るサービスで、一度の申し込みで、3社〜7社くらいの業者に同時に査定が申し込めるサービスです。
普通に1社ずつ業者を探して依頼していくと、時間がかかりすぎるので、一括査定を使って効率化します。

一括査定には、輸入や輸出、スポーツカーやワンボックス、軽自動車専門など、色々なジャンルの業者がいます。
自分の車に興味を持ってくれる業者は必ずいますので、アプローチしてきた業者には査定をお願いしてみましょう。
興味が無い業者からは連絡が来ないので、業者の絞り込みまで自動で出来てしまいます。

厳選した一括見積もりサービスと利用方法か下記のページで詳しくまとめています。

CarCrazy｜車の買い替え情報館

2017.03.28

車の一括査定で11社同時に査定依頼したら効率が良かった

6年くらい大事に乗ってきた愛車をついに売却する事にしました。 車に乗る頻度が極端に減った 車検や自動車税、保険の時期が近くなってきた タイヤはそろそろ交換しないとまずい 修理しないとならない箇所が色々ありそういい思い出が一杯の車ですが、手放す事にしました。でも、ただ下取りに出したり、有名なガリバーに売っておしまいでは面白くないので、今回も1円でも高く売るために、なるべく多くの業者を徹底比較しました。この方法は、「いかに手間をかけずに高く売るか」を重視して考えた戦略です。毎回なかなかの査定結果を...

実際に査定してもらったけど、どうしても金額に納得がいかない・・・
そんな時は、「一括査定には登録されていなかった外車専門店」に直接アタックしてみてください。
ショップの一覧は下記にまとめてあります。

外車に強い専門店に査定してもらう

専門店の買取査定なので期待は出来ますが、あまり高くない事もあります。
そんな時はピンポイントで買取査定を依頼してみるのも1つの手段です。

外車専門店の一覧

Googleで検索するとたくさん出てきますが、探すのはなかなか大変なので、探した結果をこちらにまとめておきます。

外車の買取に関する補足

これまで、外車の買取査定相場を調べる方法や、外車を一番高く売却する方法を紹介してきました。
知らなければならない必須の情報は、上記に全てまとめました。

ここからは、上記のコンテンツをより深く理解するための補足コンテンツをまとめていきます。

顧客に直接販売が出来る業者の査定は強い

中古車買取店が買取した車は、廃車やパーツ販売にまわさない限り、中古車として再び販売されます。
車は、「店舗で販売する」「業者オークションで販売する」「輸出する」大体この3つになります。

オークションで販売する場合、たくさんの業者が参加していますので、どんなメーカーの車でも、価格が折り合えば必ず落札されます。
すぐに現金化出来るメリットがあります。
そのかわり、オークションに参加するのは業者だけなので、転売できそうな価格でないと、なかなか落札してもらえません。
高く売れない分、オークション販売目的の業者は買取価格が安くなりがちです。

自社の店舗で販売している業者の場合、お店に来てくれたお客さんに直接販売します。
マーケットの中で一番高く買ってくれるのが一般客なので、大きな利益を得られるメリットがあります。
そのかわり、いつ頃売れるのかは読みにくいため、在庫として長期間抱えてしまうリスクはあります。
買取した車を高く販売出来るため、買取価格を高くする事も出来るようになります。

輸出の場合、車種によってはとてもマッチする販売方法です。
買取した車はすぐに業者に流しますので、すぐに現金化出来るそうです。
国内では価格がつかないような車でも、輸出だとそこそこの価格になる車もあります。
車種や型式など、条件がマッチした車の場合は、思わぬ査定額が出る事もあります。

高額査定狙った場合、店舗販売か輸出を狙った業者はチャンスになりやすいです。

1つの業者にだけ査定を依頼するとなぜ得策ではないのか？

例えばこのサイト
→外車王

こちらは、外車の販売業務も行っている、中古車業者のサイトです。
このサイトから査定の申込みが出来るようになっています。

サイトを見ていると、外車を高く買ってくれそうな雰囲気がありますよね？
でも、この業者にだけ査定してもらった場合、高く買ってくれたかどうか本当にわかりますか？
普通はわかりませんよね。（高く買ってくれる事もあるとは思います）
相場感が無いうちに、1社に決めて査定してもらうのは安売りのリスクがあります。

それを回避するために、最初に一括査定の業者に査定してもらいます。
そうすると、自分の車はどのくらい価値があるのか、相場がわかってきます。
それに、一括査定は業者同士が比べられているのがわかっているので、勝手に競争してくれます。
限界まで競い合った査定額なので、相場情報はとても信頼出来ます。

その情報を基に、気になる業者に査定を依頼するのは効果的だと思います。

ただ、査定の結果は本当にわからないものです。
国産車を中心に販売している業者が、一番高く買ってくれる事だってありますから、やはり数多くの業者に査定してもらう事が大事だと思います。