軽自動車は税金が安く、便利でコストパフォーマンスがとてもいいですよね。
そうなると、税金が増えるかもしれないニュースには敏感になります。
実際、この先どうなっていくのか?
軽自動車税が値上げ?増税の可能性
軽自動車を所有するメリットの1つは、自動車税が安い事にあります。
軽自動車税が年間7,200円なのに比べて、普通車は年間29,500円。
軽自動車よりも少し排気量が多いだけの小型車でも、軽自動車の4倍が課税されるという事になりますね。
そこで、総務省が「自動車関係税制のあり方に関する討論会」を設置して、有識者などを交えて討論したところ、軽自動車税だけ安すぎないか?という話が出てきていて、増税を検討しているのだそうです。
もちろん増税に対しては、国民からの反対意見がとても多いですから、そう簡単にはいきません。
でも、財政が苦しい日本としては、軽自動車税の増税は魅力的ですから、今後も検討していくようです。
自動車取得税は減る
軽自動車税のアップが検討中の裏には、自動車取得税が引き下げになる流れになっている事もあるようです。
自動車取得税とは、自動車購入時に取得価格の5%を納めるというものです。
経済産業省は、3%に引き下げるように総務省に求めるようで、平成25年度与党税制改正大綱では消費税率10%に上がった時点で完全廃止となる事が決定しています。
でも、自動車取得税が安くなるのかーと手放しに喜べませんよね。
廃止になる条件が、消費税10%への引き上げですから、もし自動車取得税がゼロになったとしても、国民の負担は大きくなってしまいます。
自動車税の値上げはメーカーも反対している
自動車税増税に関しては、自動車メーカーからの反対の声も大きく上がっています。
軽自動車の大手自動車メーカーであるスズキの鈴木修会長兼社長は、この件に関して「弱い者イジメ」と発言し、波紋を呼びました。
今後も長らく、軽自動車税に関する議論が止むことは無いかと思います。
軽自動車の税金が増税されると、スズキやダイハツには大きな影響がありますからね。
増税の仕方によっては、売上が数十パーセント下がるかもしれませんので、必死になるのはわかります。
今まで優遇されてきた部分はありますので、それに頼らない形でやっていかないと、この先どうなるのかわかりませんね・・
消費税が2015年10月に10%に引き上げられる事はほぼ決定となっていましたが、結局延期になりました。
まだ経済的に増税するのは早いという判断ですね。
消費税が増税になるタイミングで、軽自動車税の制度変更などがあるかもしれません。