車の買取をしてもらう時、リサイクル料をもらっていないけど、どうなってるんだろう?
詳しく説明する中古車業者は少ないため、こういった疑問を持つ方はとても多いです。
では、本当のところはどうなのか?
損をしているのかどうか?
判断するための情報をまとめます。
車のリサイクル料とは?
自動車を廃車にする時、総重量のおおよそ8割の部品はリサイクルされます。
自動車の素材の大半は鉄ですから、資源として再利用可能だからです。
リサイクルするためには解体などに費用がかかります。
新車購入時にリサイクル料を予め支払うのが、自動車リサイクル法の概要です。
その時のリサイクル券はリサイクル費用を支払ったことを証明するものです。
仮に紛失していても、「自動車リサイクル料金の預託状況」のネット画面を印刷したものが代わりになるので大丈夫です。
*詳細はこちら→自動車リサイクルシステム
リサイクル料は、廃車にするまで、オーナーが変わるたびに受け継いでいきます。
車の買取を依頼する時にはリサイクル券が必要
リサイクル料金が預託済みの場合は、リサイクル券(もしくはネット画面の印刷)を用意しておきます。
これが無いと、新たに車の所有者になる業者がリサイクル料を支払わなければなりませんので、車の査定時にその金額がマイナスされてしまいます。
自動車リサイクル法が完全に施行されたのが、2005年1月です。
これ以降に登録された車はリサイクル料金を支払っているはずなので、車を売却する時には必ず用意をしておいてください。
リサイクル業者とは?
廃車の手続きをやってくれるのがリサイクル業者です。
廃車にする場合はリサイクル業者に依頼をします。
車を引き渡し、廃車にするための手続きをほとんど代行してくれますので、こちらで対応する事は少ないです。
車を廃車にしてくれますが、程度が良かった場合は数万円もらえる可能性もあります。
ただ、古かったとしても、まだ走れる車であれば廃車にするのはもったいないです。
不人気車であったり、年式が古かったり、過走行車であったりすると、売却しても高値では売れませんが、数万円になる事はよくあります。
私も10年以上昔の車を売ってきましたが、10万円を切った事はありません。
廃車を考えるなら、中古車業者に一度査定してもらってからがいいと思います。
高く売れるならそうしたいという方は、下記の記事が参考になります。
よくある話〜車買取の時のリサイクル料は還付される?
業者としても色々意見が分かれる質問です。
リサイクル料は返金されるという話もありますし、返金されないという意見も多いです。
では一体どちらが正しいのでしょうか?
私が車買取を利用している時、ほとんどの場合は総額で取引する事が多いです。
リサイクル料の還付金なども含めて、トータル◯◯円で買取しますという話です。
自動車税だけ、残存期間に応じて別途返金されています。
色々な業者と取引しましたが、ほとんどはこのパターンでした。
結局、リサイクル料以外にも、保険や車検など、色々な部分で還付されるケースはありますが、1つずつ対応するのは業者としてもこちらとしても面倒です。
トータルでいくらで買取してもらえるのか決めて、その金額が振り込まれたほうが、色々と面倒が無くていいと思います。
トータルで査定してもらっても、こちらが損するわけではありませんので、細かな還付などの申請は業者に勝手にやってもらったほうが楽です。