他人の車を査定して買い取り、それをネットオークションで売ったり、下取りをしたりするとなると、たとえ個人で行っているとしても古物商の資格が必要となります。
自己使用ではなく、販売目的で買取を行う場合は業になります。
古物商はなぜ必要なの?
古物商という資格の最大の意義は、盗品が市場に流通するのを防ぐ事です。
世の中には悪い人もたくさんいますよね。
色々な犯罪行為がありますが、盗難はかなりよくある犯罪行為の1つ。
盗難を行う人間は2つのタイプに大きく2つあります。
1つは盗んだ物を自分の物とするタイプ。
万引きもそうですね。
もう1つは、盗んだ物を売ろうとするタイプです。
宝石や車といった高価な物を盗み、それを買取店などに売ってお金に替えます。
すぐに現金化出来ますので美味しいおもいが出来ますよね。
こんな感じで盗難品が売られる事があります。
そのため、古物商という資格がないと、人から物を販売目的で買い取るという事が出来なくなりました。
古物商の資格無しで、ネットオークションで車を買い取り販売をするのは違反になりますので、注意が必要です。
古物商の資格を取る条件は?
ネットなどを利用して個人的に車を査定して買取をしたり、下取りをしたい。
こういう場合は古物商も資格を取る必要がありますが、どのような方法で手に入れる事が出来るのか、それについて説明します。
古物商の資格があると取り扱えるものは色々あります。
金券ショップ、宝石、衣類、etc….
中古の商品を多々扱えます。
もちろんその中に車もあります。
車の場合は、資格取得のために、ある条件が必要となります。
それは車を管理しておくスペースです。
つまり駐車場ですね。
別に、自分に所有権がある土地でなくても大丈夫で、月極の駐車場などでも問題ありません。
駐車場を持たない人間に資格を与えると路上など、法的に許されていない場所に車を保管する恐れがあるので、こういった条件があるようです。
厳密に何台分かという規約はないのですが、1台分の管理スペースしかなくても資格の条件を満たしています。
古物商の申請はどうやるの?
古物商の資格取得の申請は警察署にて行います。
古物商の資格の申請をしたいと言えば、申請用紙をもらう事が出来ます。
その他、身分証明書や誓約書、住民票といった必要書類を用意する必要があります。
古物商の資格取得は決してハードルが高いものではありません。
住所不定であったり、前科があったりといった問題が無い限り、取得できる可能性は高いです。
書類は多いため大変ですが、必要な資格なので、頑張って取ってください。