車の下取りを依頼したけどキャンセルしたい・・・
契約前や契約後など、キャンセルのタイミングは人それぞれですが、迷惑かけずに穏便に済ませたいですよね。
そんなキャンセルはどのタイミングで、どのように切り出したらいいのか、ケース別にまとめました。
車の下取りはキャンセル可能?
でも、事情が変わったので、その契約をキャンセルしたい。
キャンセルは可能でしょうか?
ディーラーはそこまで堅い対応ではありませんので、キャンセルにはきちんと応じてくれます。
ただ、キャンセルする内容や時期によっては費用負担が発生します。
通常、契約書にサインをした時点で、契約成立になります。
契約後は色々な手続きが進みますので、手続きの進行度合いによっては大きく費用が発生する事もあります。
そのため、なるべく早めに連絡する事が大事です。
ただ、契約後にキャンセルするという事は、営業マンの評価を落とす事になります。
上司や会社に対して、契約後なのに内容が変わってしまう事を報告をしなくてはなりません。
そのため、キャンセルするとしても、ある程度悪くない内容にまとめてあげた方がいいと思います。
なるべく上手にキャンセルし、なおかつお互いの関係が悪くならないようにするポイントをまとめていきます。
ケース別 下取りだけキャンセルする方法
キャンセルといっても、どの段階で、何をキャンセルするかによって、対策が変わってきます。
そのため、ケース別の対策を下記にまとめます。
新車購入と下取りを含めた契約全てをキャンセルしたい
これは一番良くないケースなので、事情を説明し、深く謝罪するしかないでしょう。
契約してからどのくらいの期間が経過したかによりますが、基本的に嫌な顔をされる事は仕方ありません。
キャンセルしたいと思ったらとにかく早く連絡した方がいいと思います。
あとは金銭的な問題になると思います。
ディーラーとしては、実際にスタッフが色々な作業をしていますし、各種手続きに実費が発生しています。
営業マンとしても、会社へ報告し、各種書類を作成したり揃えるために動いています。
車庫証明申請の費用や陸運局への登録の費用、代車の費用などなど、色々な手続きの手間やコストを無にするわけですから、実損も発生すると思います。
契約から時間が経つほど、手続きもどんどん進みますから、1日でも早くキャンセルを伝えたほうがいいでしょう。
実際にかかった費用は、こちらの都合でキャンセルをするわけですから、仕方ありません。
不当な費用は払う必要ありませんが、謝罪をして、必要な費用を支払いをしていく形になるでしょう。
車は購入するけど下取りだけキャンセルしたい
- 愛車を後から買取業者に見てもらったら、下取り価格よりもだいぶ高かった
- 他に買いたいという人が現れた
下取りだけキャンセルしたい・・・こんな場合はどうしたらいいのか?
このケースでも、色々進んでしまう前に、なるべく早く話をするようにします。
下取り価格だけ0にして、後は全て同じ金額というわけにはいかない場合もあります。
車の販売価格は、会社の在庫状況、色やオプション、納期、新車価格など、総合的に見て価格を決めています。
下取りする車の価格もその一部で、下取りをやめたからその分を差し引けばいい、そういうわけではありません。
ディーラーによりますが、下取りの見積もりを多めに出して、車体価格の値引きを少なめにして、トータルで数字を合わせるケースもあります。
上司への交渉材料のために、下取り価格を大きくする営業マンもいるでしょう。
そのため、その時の契約内容によって、割引率などは見直したいと言われる事もあります。
こちらの都合で契約内容を変えるわけなので、そこは協力して再度交渉してみましょう。
オプションをつけたり、価格を少し妥協したり、相手の営業マンの事も考えながら、再び良い内容になるといいですね。
まとめ
契約をキャンセルするという事は、色々と動いている人達を全てストップしなければなりません。
そのため、契約前にしっかり意思決定する事が大事です。
あと、下取りをキャンセルしたいという理由でダントツなのが、「後で他の業者に査定してもらったら、そっちの方がだいぶ高かった」という理由です。
下取りは中古車を買い取って利益を出す事が目的ではなく、新車購入を促進するためにやっています。
中古車専門業者の買取のように、利益を出すために洗練されたスキームではありませんので、手軽に処分出来る程度の価格に合わせている事が多いです。
ほとんどのケースで、下取りの方が高くなる事はありませんので、高く売りたい方は、先に色々な中古車専門店に査定してもらうといいでしょう。