「近所の中古車ショップに車の査定をしてもらったけど、いまいち納得の金額ではないなあ・・」
「出来ればもっと高く売りたいけど、何か方法はない?」
愛車を売るための方法として、委託販売や個人売買などの方法もあります。
下取りや中古車店の買取は、基本的に転売が前提の買取価格になっています。
安く買って高く売る、その差額が業者の収益になります。
でも、委託販売や個人売買は、直接ほしい人に売るので、中間マージンが少なくて済みます。
いい事が多そうな委託販売ですが、利用した方がいいのかどうか?検証していきます。
委託販売のメリットとデメリット
- 高く売れる可能性がある
■デメリット
- 売れるまで時間がかかるかもしれない
中古車買取店の中には、実店舗を持っていて、店舗で車を販売している業者がいます。
その場合、店舗にこちらの車を置いてもらって販売してもらう事ができます。
もし店頭に置いていた車が売れたら、売れた金額を受け取る事が出来ます。
店舗で清掃などのメンテナンスや売却の手続きを行なってくれますので、こちらの手間はかかりません。
ただ、その間は車に乗る事が出来ないので、そこは不便です。
費用ですが、店舗のスペースを借りるわけですし、メンテや手続きを代行してもらいますので、その分の費用はある程度かかります。
こうした費用分を差し引いたとしても、希望の金額で売却出来れば、下取りや買取に比べて、車は高く売れる場合もあります。
でも、当然、いい事ばかりではありません。
店舗に置いてもらって販売していたとしても、すぐに売れるかどうかはわかりません。
1日なのか、1ヶ月なのか、半年なのか、1年なのか・・・
売れないとお金にはならないので、売れやすい車なのか、市場からズレた販売価格ではないか、マーケットを調査する必要があります。
その店舗でしか販売出来ませんので、ショップと車種の相性やショップの販売力に大きく左右されます。
あまりマッチしていない場合はなかなか売れないかもしれません。
それに、時間がかかりすぎると、中古車市場の相場も下がっていくリスクがあります。
あの時売っておけばよかった、という事になりかねませんので、短期で売却できそうな計画が立つなら利用してもいいのかなと思います。
個人売買のメリットとデメリット
- 高く売れる可能性がある
- 委託販売よりもコストが抑えられる
■デメリット
- 売れるまで時間がかかるかもしれない
- 手続きなど自分でやる必要がある
個人売買は、委託販売以上に多くのお金が得られる可能性があります。
知り合いに売る、ほしい人を紹介してもらう、でもいいですが、一般的にはネットのオークションを利用します。
メリットは委託販売と同じで、中間マージンが無い分、高く売れる可能性があります。
費用も、オークションへの出品料程度なので、委託販売よりも諸費用を抑える事が出来ます。
ただ、個人売買も委託販売と同様に、車がいつ売れるかわからないリスクがあります。
「半年待って売れなかったので、面倒になって、結局業者に買取してもらった。」
「でも査定してもらったら、半年前よりも買取価格が安くなっていた・・」
こういう事は起こりがちなので、こちらも計画を立ててやる必要があります。
あと、名義変更などの諸手続きは自分たちでやる必要がありますし、引き渡しやお金のやり取りなど、ある程度自己責任でやらないとなりません。
取引相手がテキパキやってくれればいいですが、なかなか名義変更もしてもらえなくて、自動車税の請求がこちらに来てしまった・・・という事もあるようです。
車の場合は、ただ売って終わりではないので、取引相手によっては楽だったり、面倒だったり、そういう部分がモロに影響してくるのが個人売買です。
まとめ
すぐに売れるような人気車
コンディションがとてもいい車
ショップに並んでいる車と属性がマッチしている
こういった場合は、チャレンジしてみてもいいかもしれません。
手続きの手間を軽くしたいなら委託販売、コスト重視なら個人売買かと思います。
ただ、やはり売れる見通しが立てにくいのなら、即金性が高い中古車専門店の買取を利用した方が無難です。
即金性が高く、業者を競合させやすいので、結果的に高く売れる事は多いと思います。
委託販売や個人売買の場合は、いつ売れるかわからない部分が大きなリスクになります。
中古車相場の下落と、維持費だけ払って乗る事が出来ないため、短期勝負で考えたほう成功しやすいでしょう。