社外品のカーナビ

車を下取りに出す時に、社外品のカーナビの取り扱いで悩む事がありますよね。
査定の時にプラス評価してくれるのか、純正に戻して別途売った方がいいのか、中のデータはどうしたらいいのか、色々と悩みが出てきます。
そんな時はどう対処するとよさそうなのか?
下取りを有利に進めるために、カーナビに関する情報をまとめていきます。

社外品のカーナビをつけているけど、純正に戻したほうが下取りに有利?

車種やカーナビの価格によって判断が変わると思いますので、ケース別にまとめます。

■高級なカーナビを装着している

純正に戻して別途売却するのが一番お得です。

例えば20万円する高級カーナビがついていたとしても、下取りに有利かと言うと微妙なところです。
せいぜい1万円とか、色つけてくれる事があるかもしれませんが、カーナビの価値より大幅に安くなります。

下取りした車はオークションに出す事を前提で査定しているため、オークション価格に影響が無ければプラスでもマイナスでもありません。
あくまで、年式や走行距離などの車体評価を重視しているため、カーナビが故障していなければ問題ないです。
アクセサリー系は不便がなければマイナスになりませんが、プラスになる事もあまりありません。

■安いカーナビを装着している

そのままでもいいですし、取り外して売却してもいいと思います。

ポータブルナビの場合、取り外しが簡単なので、外して再利用するか売却した方がいいと思います。
純正と交換して取り付けたナビの場合、いくらで売れるのかを調べてから考えてもいいでしょう。
そこそこで売れそうなら面倒でも取り外したり、業者に依頼する事も出来ます。
安くて手間の方が大きそうなら、そのまま下取りに出してしまった方がいいかもしれません。

■純正カーナビと操作系がリンクしている車種

新しい車の場合、純正カーナビは色々なシステムと繋がっている場合もあります。
純正カーナビでないと操作出来ない事があるとマイナスになるケースもあります
ノーマルだと操作出来たのに、社外カーナビに変えたら操作できなくなるなど、デメリットがある場合は要注意です。
純正に戻したほうが有利です。

■カーナビが故障していた場合はどうしたらいい?

この場合も同様で、修理せず、そのまま下取りに出したほうがいいケースが多いです。
カーナビの修理費は結構かかるはずです。
その費用と下取り価格の影響を考えると、結局は何もしないのが一番お金が残ったりします。
一応、下取りの時に、カーナビが壊れている事を言って、どのくらい査定がマイナスになるのか聞いておくとバッチリです。

ただ、新しい車の場合は要注意です。
純正カーナビに車のメンテナンス情報が記録されていたり、ブレーキやオイルなどのデータを記録したりチェックする機能もセットになっています。
その場合は、故障していると問題なので、修理しなくてはなりません。
その分は下取り価格からは差し引かれる可能性が高いです。

結局、社外カーナビは単体で売却したほうがお得

取り外したカーナビ
カーナビは買うと結構高いです。
最先端のものだと20万円近くしますし、10万円台のものも多いです。

車のパーツ市場では、カーナビという製品自体には価値がありますし、中古でも欲しいという方がたくさんいます。
中古のパーツショップではそこそこ高い価格で売られていますし、新品より安いので購入者は多いです。
そういったショップへの売却でもいいですが、業者の買取価格はオークションやフリマよりも安いです。
なるべくなら下記のようなサイトで売却する方がお金になります。

  • ヤフオク
  • フリル
  • メルカリ

高く手軽に売るならこの3つです。
ヤフオクは古くからカーアクセサリーやパーツなどが積極的に売買されていますので、そこそこ売りやすいと思います。
フリルは手数料が無料なところが有利なので、うまく売れれば一番お得かもしれません。
メルカリはフリルよりもユーザーが多い分売れやすいと思います。

カーナビを自分で取り外せない方は?

カーナビが自分で外せない方は多いと思います。
自分でやってしまう人の方が少ないかもしれませんね・・・

その場合は、カーショップや修理工場に頼めば外してくれます。
ただ、業者にやってもらうと工賃がかかります。
大体1万円〜2万円くらいかかるでしょう。

そのため、自分で外せない方は、オートバックスセコハン市場みたいな、中古パーツを扱うショップに売却すると便利です
車を持ち込んで、パーツを外してもらうだけなので、自分でやる事は何もありません。

ヤフオクやフリマアプリで売るよりはリターンは少ないですが、そのまま下取りに出すよりはマシです。
DVDナビでも、物によっては2万円以上で売れる事もありますし、HDDナビなら5万円以上つく事もあります。
下取りだとほぼ0円、中古車買取店でも1万円とか、せいぜいそのくらいなので、やる価値はあると思います。

下取りをお願いした場合、ディーラーや買取業者がタダでカーナビを外してくれる場合もあります。
業者にとってはメリットが無いので、好意でやってくれているのだと思います。

もしやってもらえたなら、車本体だけを下取りしてもらい、ナビだけは返してもらいます。
下取りや新車購入の交渉の時に、カーナビを外してもらう話を約束してしまう事も有効です。
もし自分で外すのは面倒だなと思ったら、契約前に話をしてみるとOKしてくれるかもしれません。
取り外しをしてもらえたら、ヤフオクやラクマなどで売ってしまいましょう。

カーナビのデータはどうしよう?

カーナビの走行データ
カーナビを長年使っていると、目的地のお気に入りや、走行データが増えていきます。
情報が増えてくると、自宅の場所や行動範囲がまるわかりになってしまいますよね・・
そのデータを他人に見られるのが嫌な方は、下取りに出す前に自分でデータを初期化しておいてください。

ディーラーが消してくれる事もありますが、何も対処しないかもしれません。
特に社外品のカーナビの場合は操作が難しかったり、オペレーションに組み込まれていなかったりします。
消し忘れて不安が残るくらいなら、前もって自分で消してしまったほうが安心です。

まとめ

  • カーナビやETCなどのオプション装備は外して、ネットで売却する方がお得
  • 自分で外せない場合は、契約前に交渉しておく
  • 取り外せないならカーショップに持ち込んで売る

今までの経験上、カーナビをつけたまま下取りに出すのがベストだった事はほとんどありません。
0円に近いカーナビの時だけ外さなくてもいいと思います。

基本的にはネットで売って、外すのが面倒ならディーラーに交渉、それもダメならオートバックスセコハンへ。
こういう感じでやっていけばいいと思います。
カーナビは中古相場も結構高いので、一手間かける価値はあると思います。