トヨタのロゴ

日本を代表する自動車メーカー、トヨタ。
色々な名車を生み出してきましたが、今回はその中でも気になる2台を紹介します。

トヨタの旧車の名車クラウン

初代クラウン

トヨタには歴史的に人気の車種がたくさんあります。
例えば現在でも高い人気を誇っているクラウン。

これが初めて世に誕生したのは、1955年になります。
もう半世紀以上が経過しているんですね。

現行モデルの13代目は全体的に丸みを帯びた未来的なフォルムがとても上品です。
それに比べて初代のクラウンは、古い白黒映画に出てくるかのようなクラシカルなデザインで、今の車には出せない存在感があります。
きちんと走る車を作る事で精一杯だった時代に、上質なスタイルと乗り心地を考えた特別な車でした。

厳密な定義はないのですが、初代クラウンとなると、クラシックカーというジャンルになるのでしょう。
70年代のクラウンである、4代目、5代目あたりから、旧車扱いとなってきます。

現在の自動車とは違って、全体に角ばったエクステリアをしています。
昔は、ボディを曲線にする技術は無かったので、今見ると古いスタイルだなと感じてしまいます。
これをただ古臭いと取るか、味があって良いと捉えるかで、旧車ファンとそうでないかが分かれるのかもしれませんね。

内装も古いデザインですが、アンティーク家具のように、落ち着いたいい雰囲気です。
この時代はこういった車が父の憧れのような存在だったのでしょう。

トヨタの旧車 人気のセリカ

1975年セリカ
セリカはトヨタが1970年から2006年までの36年間、製造販売していました。
ハードトップやクーペ型などと言われていた車です。

ハードトップとは金属製の屋根という意味で、クーペ型というのは主に2種類あり、リアデッキの間と下端との間にノッチを持つものと、車体頭部から後端までが滑らかになっているタイプがあります。

スポーティーなデザインと、ラグジュアリーなデザインを併せ持っているので、スポーツカーとしてだけじゃなく、デートカーとしても人気の車でした。

セリカには初代から7代目まで存在していて、バブル期に製造販売が開始された事でかなりの売り上げを誇っていましたが、製造販売が中止になる10年ぐらい前にバブルが崩壊していましたので、バブルが弾けていなければもっと多数のセリカが販売されていた可能性もあります。

オシャレでスポーティーな車として人気でしたが、スポーツもしています。
セリカGT-FOURは昔ラリーでかなり名をあげていました。
昔はインプレッサやランエボともライバルだったのですね。

その後、ラリー界から引退して、平成初期の頃はデートカーのようなポジションになっていきました。
でも、デートカーなのに、パワフルなエンジンや軽量化されたボディだったので、走り屋にも人気でした。
リッター100馬力を超えるエンジンはホンダのTYPE-Rにも引けを取りませんでした。

現在でもセリカに乗っている人はいると思いますが、街中ではほとんど見かけなくなりましたし、中古車販売店でも取り扱っている店がかなり少なくなってきています。
いい車だったので残念です・・

ちなみにセリカという車の名前は、天空のという意味を持っていて、スペイン語に訳すとセリカとなります。