車を廃車にする時に、何の書類が必要なのか、どこで手に入れてどこに提出するのか、色々な疑問が出てくると思います。
そういった廃車に関する書類と流れをまとめましたので、参考にしてみてください。
普通車と軽自動車の両方に対応しています。
自動車を廃車にするまでの流れ
- 手順1:解体業者に解体を依頼する
- 手順2:永久抹消登録・返納届の手続きを行う
- 手順3:自動車税や保険の還付を行う
①解体業者に解体依頼
ナンバープレートを外して、解体業者に車の解体を依頼します。
*「自動車免許証」「車検証」が必要になる事もあります
リサイクル料金を預託済みであれば、リサイクル券(紛失している場合は コチラ)から検索して預託状況を印刷すると、リサイクル券と同様に利用する事が出来ます。
預託済みでない場合はリサイクル料金を支払います。
②永久抹消登録・返納届
車の解体が終わって、業者から「解体報告記録日」の連絡がきたら、手続きを行います。
◎手続きのために必要なもの
普通自動車 | 軽自動車 |
---|---|
車検証 | 車検証 |
ナンバープレート2枚 | ナンバープレート2枚 |
実印 | 実印もしくは認印 |
印鑑証明書 | |
自動車リサイクル券(使用済自動車引取証明書) | 自動車リサイクル券(使用済自動車引取証明書) |
解体に係る移動報告番号と解体報告記録日のメモ | 解体に係る移動報告番号と解体報告記録日のメモ |
振込先のメモ | 振込先のメモ |
以下 陸運局で入手するもの | 以下 軽自動車検査協会で入手するもの |
手数料納付書 | 手数料納付書 |
永久抹消登録申請書 | 返納届け申請書 |
自動車税・自動車取得税申告書 | 軽自動車税申告書 |
*所有者以外の方が代理で行う場合は、「普通自動車→委任状」「軽自動車→申請依頼書」が必要。
申請書に必要事項を記入。
ナンバープレートを返納窓口に返納して、確認シールを受け取ったら申請書と窓口に提出します。
③自動車税や保険の還付
- 普通自動車の場合は、自動車税・自動車取得税申告書
- 軽自動車の場合は軽自動車税申告書
必要事項を記入して窓口に提出します。
重量税は後日、振り込まれます。
普通自動車の場合は、残存期間があれば自動車税は月割で還付されますので、陸運局に隣接する自動車税事務所で手続きを行います。
自賠責保険
自賠責保険の有効期限が1ヶ月以上残っていれば、こちらも月割で還付されます。
登録事項証明書が必要なので、永久抹消登録(返納届)の手続きが終わった後に発行してもらいましょう。
任意保険
任意保険の解約返戻金は保険会社や保険商品により異なりますので、加入先の保険会社に連絡して下さい。
一時抹消登録をしている場合の廃車の流れ
解体業者に解体を依頼し、陸運局(軽自動車検査協会)にて手続きを行う流れは基本的に変わりません。
しかし永久抹消登録(返納届)ではなく、解体届の手続きをする必要があります。
通常の廃車手続きとは必要書類が若干異なります。
- 普通自動車であっても認印でもOK
- 普通自動車は「一時抹消登録証明書」、軽自動車は「自動車検査証返納証明書」を用意
- 永久抹消登録申請書、返納届申請書の代わりに「解体届出書」
さいごに
色々と手間はかかりますが、必要書類や提出する場所など、事前に情報がわかっているとスムーズに進められると思います。
基本的には上記のとおりにやっていけば問題ないと思います。
一時抹消登録をしている車の場合は若干書類が変わりますので、そこだけ注意が必要になります。
ただ、廃車希望で持ち込まれる車の中には売れる車が多い事も事実です。
- 超過走行だから売れないだろう
- かなり古いし売れないだろう
- 事故で大きく破損したから売れないだろう
- 故障して動かなくなったから売れないだろう
このように考えて廃車費用を払って処分する方は多いですが、売れるのなら売れたほうが嬉しいですよね。
面倒な手続きは必要なくなり、お金になりますので、メリットは大きいと思います。
どんな車がどんな金額で売れているのか?意外な結果を見られると思います。
詳しくまとめたページがありますので、興味がある方は見てみてください。