中古車査定士の男性

車の査定を依頼したとき、こちらの車を評価する人は査定士の資格を持っている人もいます。
正確に言うと、「中古自動車査定士」と呼ばれる国家資格を持っている人です。
この資格は技能検定試験の合格、3日の講習を履修する事によって取得出来ます。

中古自動車査定士とは?

Sateisi2小型車査定士と大型車査定士の二種類あります。
一般的な普通自動車の場合は、小型車査定士になります。
小型査定士の試験は年に2回です。
試験を受けるためには、自動車の販売か整備の経験が半年以上必要です。

*参照:日本自動車査定協会 中古自動車査定士技能検定

試験は、数学がある程度出来ればあまり難しくないようです。
毎年の合格率は大体80%前後でした。

査定士の資格は、取って終わりという訳ではありません。
有効期限は3年間で、更新のためには講習を受けなければなりません。

中古車買取業界では査定士は少ない?

中古車買取店で査定をしている人は、中古自動車査定士の資格を持たない従業員である事も多いです。
資格がある場合は証明証を持っていますので、それを確認すればその人が中古自動車査定士かどうか判断出来ます。

でも、査定士の資格はペーパー試験に合格したら取得出来ますので、現場で役に立つかというと微妙です。
それよりも大事なのは経験だと思いますので、資格を重視しない業者も多いのだと思います。

車はどんどん新しいものが出てきますし、市場の動向は常に変化していっています。
最新の情報やトレンドをリサーチする事と、中古車を隅まで知り尽くす事が大事です。

経験が浅い査定士だと、修復歴を見落としたり、ちょっとした故障箇所に気が付かないかもしれません。
熟練の査定士だと見落としはほとんど無く、車の部品をチェックすることで先に起こりそうな事まで予想出来てしまいます。

我々としては、高い査定が出て、結果として高く売れるのであれば、どちらの査定士が来てもかまわないと思います。
経験が浅ければ、コンディションを見誤って高い査定が出るかもしれませんし、凄腕の査定士の場合は、素人が気が付かないいい部分を拾ってくれるかもしれません。

結局のところ、一番重要なのはこちらの車をいくらで買取ってもらえるかという事です。
査定を受ける時に、資格があるかどうかは気にする必要は無いと思います。

査定士の判断で買取価格は決まるのか?

Sateisi1査定士がそのまま決めてしまう場合と、会社に情報を持ち帰って査定結果が出る場合の2つがあります。

私の経験上、査定が高い業者はいつも前者です。
その理由はおそらくマージンのとり方にあると思います。

会社で査定額を算出する場合、査定士の持ち帰った評価は客観的に見られます。
会社で調査した相場情報をもとに、加点減点評価をしていくのだと思います。
実際に車を見た査定士が決めるわけではありませんので、基本は買取相場が基準になります。
そのため、一般的な査定額になりやすいはずです。

でも、熟練の査定士が決めた査定価格は、かなりリアルな価値を表しています。
車を隅々までチェックして価格を決めていますので、実車との情報の乖離が少なくなります。
もちろん、目に見えて良くないものがあれば査定は低くなると思いますが、ちょっといいなと思う部分も素直にプラス査定になります。
どの販路で、どの価格で、どのくらいの期間で売れるのか把握しているため、自信もって査定額を出してきます。
先が見えている分、弱気な査定で他社に負ける事が少ないのだと思います。